いつものように第1章で「出会いをマネジメントする」ことを学びあってみました。人と人との出会いにおいて、第一印象が大事であることは誰もが知っていると思います。ではどのような第一印象を持ってもらいたいと思うのかということを意図的に計画立てて参加してほしいと考え企画を練っておりました。私は塾長として受講者の皆様と出会うことになりますので、私なりの出会いのマネジメントを、当日も種明かしをしましたが、ここでも少し解説しておきましょう。
参加してくださった皆様が、「看護管理塾って楽しそう」とか「みんなと話すことができて気持ち良かった」と感じてくれたらうれしいと思いました。そこで「笑いの源泉」を意識して自己紹介を考えてみました。なぜ笑えるのかにはいろいろあると思いますが、一つには見た目と現実のギャップがあるそうです。例えば、聡明なお嬢様風の顔立ちの女性が、わらったら前歯が抜けていたとか、言葉を失うほどの重度の認知症者が突然「あれは私のパンツです」と意味のある言葉を発するなど、びっくりもしますが、自分の中でイメージしている人間像とかけ離れた現実を体験することについ笑いが起こるのだということです。それで塾長としてはそのギャップの演出を考え、きっちりしたスーツに身を包み、その反面、態度の柔らかさを強調した自己紹介をしたということです。その種明かしの話をした時に、皆さんが笑ってくれていたことがうれしいわけです。
それから、看護管理塾はメンバー間で盛んに話し合いをすることで進んでいきます。その学びあいのワークが、限られた時間で有効に進捗することがファシリテータの関わりどころとなりますから、初対面のぎくしゃくした関係性を話しやすい関係性に持っていく、そのためには話し上手でないと自己評価している人でも初めから話しやすい場を作ることを計画しました。まずは隣の人と話をして、それからチームで話をして、その後はワールドカフェで楽しみ、最後は全員の前でワーク体験を語るという具合です。
看護管理者は皆の前で話をする機会を意識して作っていく役割だと私は思います。求められた話をするだけではなく、スタッフとちょっとした場で個人的に話をしたり、小さなミーティングを活用して話したり、会議を活用してビジョンや目標を語ったりなど、様々な場面でコミュニケーションをとっていきます。その時に、どのような上司でありたいか、その場その場で意図しながら、自分の姿を見せていってほしいと思います。
看護管理塾第2章は、今回の第1章の振り返りから始まります。第1章での学びから何かにチャレンジしてみてほしいと思います。1年間、どうぞよろしくお願いいたします。
山田雅子

