2025年度【看護管理塾】第7章 「人に仕事を与える・任せる」を終えて

 7章 人に仕事を与える・任せる

                                  担当 井部俊子

 第7章「人に仕事を与える・任せる」は、20251213日(土曜日)に開催されました。欠席者5名、修了生2名の参加がありました。(例年に比べて、今年度は毎回の欠席者が定番になっていることが気になるところです。)

 当日は、まず、塾長あいさつから始まりました。山田塾長は最近読んだ本を参照に、「ダイアローグ」について語りました。ダイアローグ(対話)は、すべての人がそれぞれ違うという想定のもとに、相互理解はほとんど幻想に過ぎないものであるという仮説の上に成り立っている。したがって、ダイアローグは、「単なる情報のやりとりではなく、話し手と聞き手が理解を深めながら、互いに共感や意識・行動の変化を引き出し合う創造的なコミュニケーション」であると説明されます。(この部分は古閑さんが作成した資料に基づいて書いています。)続いて第6章効果的な会議のふり返りを行って、理論から行動変容を確認しました。

 第7章は講義を50分いたしました。第7章の目指すところは、「人に仕事を与える・任せる」ことの意義を理解し、現状における自分の仕事ぶりをふり返り、自分の仕事のやり方を変えるためのヒントを得ることです。第7章では、「サル」や「ゴリラ」というメタファ(比喩)を多用するため、私のこれまでの経験から、内容の正確な理解が困難になりがちであることを踏まえて、ここで使う「サル」の意味と「ゴリラの時間」の解釈を強調しました。

つまり、「サル」とは、「本来、部下のものである仕事の主導権」であり、「ゴリラの時間」とは、「マネジャーが適切な時間管理をして、本当に取り組まなければならないことに処する時間」をさします。

 

ワークはこうです。チームの中で、最も多くの「サル」をかかえて困っているチームメンバーの事例を選定して、どのようにして「ゴリラの時間」を生み出し、生み出した「ゴリラの時間」に何をすべきかを議論し発表することでした。

 各チームのプレゼンテーションを2班に分けて実施し、この予選を勝ちとった2チームによって「優れたゴリラの時間」を競いました。


 優勝はFチームの発表でした。要約すると、訪問看護ステーションの管理者として、現在担っている「サル」を整理し、生み出した「ゴリラの時間」に訪問看護ステーションの運営や提供しているサービスの質を熟考するというものです。

 担当者として、全体の成果物のできばえを総括すると、「人に仕事を与える・任せる」は、いわゆる管理職の職位にある者が取り組むテーマとして適しており、スタッフや主任レベルでは実感が伴わないのではないかという印象をもちました。


井部 俊子