みなさまこんにちは。
看護リカレント教育部です。
2025年11月8日(土)は、毎月1回、年間10回連続で受講する公開講座 看護管理塾の第6章を実施しました。
第6章の テーマは「効果的な会議」です。
このテーマについてメインファシリテーターの本学教員佐藤直子と、古閑慎一郎氏の講義に引き続き、チームでのワークを行いました。
日々消化する会議がどれだけ生産性があるのか、もしくは人件費など様々な消費をしているのか客観視できました。生産性や消費を考えるのと同時に、これまでのワークの結果が「成果物」と表記された意味を理解した気がします。私達は自分の大事な時間とお金(受講費)を投じて、この塾に参加しています。この時間から何を得て何を持ち帰るのか、それこそ「成果物」という表現になるのだと理解しました。私個人はチームとしての成果は正直実感できていません。この管理塾を通して何か成果を得るためには、周囲を動かす力、つまりチームが成長していく力が必要だと思います。残り3回ですが、チームとしての達成や成果を得られるように取り組みたいと気を引き締めました。
〇毎月の会議後に感じるモヤモヤした気持ちに、向き合うことが出来た会でした。自分なりに会議の運営方法を変更したことが、実は、会議の5悪からの改善につながっていたことが分かり、自信がつきました。人件費で表すと驚く程の金額が、この会議に費やしているため、会議が無駄にならず、やった後の成果が得られるようにしたいです。そのためのヒントを多数頂けました。適切な場やタイミングで活かしていきます。会議自体の評価について、特に発散では様々な意見がありましたが、職場の愚痴話で盛り上がることなく、話し合いの時間が示されているからこそ収束、決定まで進めるこができました。会議の項目毎の時間をあらかじめ示す(音で示す)ことも効果的な会議のひとつと実感しました。
〇過去にほかの研修において会議に要する時間と人件費を計算したことはありましたが、今回の研修のように時間とお金の計算だけではなく『会議の5悪』に沿って考えることで、「なんて無駄な時間を過ごしているのだ」「有意義な会議にするために今取り組んでいることは間違いではない」など悪と善(と言っていいかわかりませんが)に気づきました。また、他の施設でも師長以外が参加しているのに「師長会」と会議名がついてるなど共通する部分があり、一つ一つの言葉の意味を考えることの大切さを実感しました。第5章以降はチームを意識した行動をとらなければと自覚も育っています。今後も楽しみです。
〇今回の「効果的な会議」は、これまでの看護管理塾前半の「概論」的な内容から「実践」的なテーマになり、とても身近に感じました。どのチームの事例も、日常業務が想像できるような内容が多く、みなさん「会議」には苦労されているのだなぁと思い、どこにも同じような悩みはあるものなのだ、と少しホッとした気持ちにもなりました。終わりが見えない会議に出席していると、集中力も切れて脱線することもしばしばです。「この議論はどこに向かっているのか?」と迷走してしまうことも多くなります。そうなると、その会議への「嫌悪感」みたいな感情も生まれます。それに対して「効果的」だと感じる会議はテンポもよく、やはり司会進行が違います。「効果的な会議」にするためには、司会者が時議事内容と状況に応じて時間管理していることに加え、会議参加者が会議の「目的」を明確に共通理解していること、の2点に尽きます。会議は、参加者の時間と労力をかけて開催していること、その成果や生産性についても考えておかなければ、と思いました。ただ、ワークを通して「会議のあるべき姿」について再認識はしたものの、現実には時間延長して「会して議せず」になりがちです。疲労も相まって、自分もなげやりな気持ちになることも少なくありません。今後は議論が有意義に行われない状況と判断した時には、「この議案は保留にして、メール審議する」など、代替案を論理的に述べて流れを立て直すような進行を心がけたいです。つい忘れがちですが、普段何気なく参加している会議も、組織の意思決定や運営において重要な位置付けにあります。その会議に自分が参加している意味や役割を考え、自覚と責任感を持って参加しよう!と、襟を正した回でした。
〇今回は、私の勤務先の定例会議についてチームで考えました。事前課題で私は「効率的ではない、意味がない」と感想を持っていましたが、これは会議の目的がはっきりしていないことが問題なのだと理解しました。定例会議はいつの間にか開催することが目的のようになってしまって、本来の目的が参加者に共有されていなかったと気付きました。そして私自身 もやらなければいけないからやっている。参加者のやる気がないから仕方ないというような気持ちでいたことを反省しました。会議を人件費計算してみる試みからも、職員の大切な時間と労務費を使っていることを改めて考えました。チームの意見を参考に、価値ある会議に変えていきたいと思います。
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コメントをくださったみなさま、ありがとうございました。
次回は12月、第7章でお待ちしております。
聖路加国際大学
看護リカレント教育部





