【佐藤先生より】2024年度 看護管理塾 第4章を終えて

 

第4章を終えて(担当:佐藤 直子)

 

 みなさま、第4章お疲れさまでした。

夏休みを挟み、皆様とお会いするのは久しぶりでした。振り返りの冒頭に、「これまでの管理塾の経験で、なにか実践が変わりましたか」と、伺った時のみなさまが深く頷いたのが印象的でした。管理塾での出会いと学びあいは、じわじわと効いてくるのですね。

 

 第4章のテーマは「効果的な会議」でした。事前課題から、多くの時間を会議に費やしていることを改めて目の当たりにしました。「会議の5悪」を共通話題にして、受講生それぞれが抱えている「効果的でない会議」を互いに共有しました。思った以上にバラエティに富んだ会議が挙がり、また「効果的でない感じ」もまた思った以上に千差万別でしたね。

 

 皆さんの会議の改善を目指すディスカッションは白熱していました。会議は参加者と司会者(運営者)双方がよりよく参加しないと効果的になりません。また、誰かにとっては有意義で心地よい会議であっても、別の参加者にとっては有意義ではなく心地悪い会議であることもあるのです。司会者(運営者)は丁寧に会議の場を準備し、それぞれの参加者に目を配り、発言を促し、場を作る高いスキルが求められます。司会者が十分なスキルがあるか、また足りない部分をサポートする人がちゃんといるか、も会議の評価ポイントだと思います。

 

 ディスカッションや学びあいを通して、みなさまは参加している会議、運営している会議を評価して改善していく力が向上していると思います。効果的でない会議を一人で改善する必要はありません。同じ志の仲間を見つけて改善をしてみましょう。



佐藤 直子